Anna Jacquin

thibaut

thibaut
ティバウト?チベット?何と読むんだろう。そう思った方も多いはず。

読み方は”thibaut”(ティボー)。
このブランドを語るにはある1人の女性が登場する。

彼女は幼い頃両親の都合でフランスに住んいた。
その時初めて恋をした男の子の名前が”thibaut”なのだ。
誰もが通るあの日の初恋から始まったのがこのブランドの始まりだ。

その時の思いは彼女にとって
真っ直ぐな恋心ではなく恋している事実自体に恋していたようでもあり、

「決して陽気で明るくはなく、時に曇っていながら理屈を並べることにロマンを感じていた」
と彼女は語る。

あの幼い頃に感じる独特な感情は25年経った今も基盤として残っている。

 

5歳になり日本に来日した彼女は
初めて日本の規律、整列の文化を目の当たりした。
今までの’’答えを出すことが正解’’ではなく、
’’正解を出すことが正解’’とゆう土地に。
戸惑いを覚え、それに従がおうともしたが、彼女の心の故郷であるフランスの文化は彼女自身に深く根付いていた。

他人との違いを恐れることなく、自分自身への愛情を注ぎ続けた。

そんな彼女も皆と同じように成熟し、自己主張、自己表現の為に踊ることを選んだ。
一瞬、一瞬感じる、不安や怒り、焦りから喜びや愛おしさ、感動を感じたまま”動作”に託した。
10年のキャリアを経て培った経験を見返した時、また身近な違う媒体へ移行することで新たな発信、新たな創造の世界への可能性を感じた。そしてその第一歩となるのがMelangeである。

数々の古着を目にするうちに自らの身体にあったサイズの法則が生まれてきた。
首はデコルテが見えるように。丈はウエストのラインに。
「古着の良さも残しつつ再構築したものを自らの手で発信したい」
その想いでできたのがthibautである。

First collectionコンセプトは[on/off]
コットンやニットなど肌触りの良い素材を使用し、そのまま眠りにつけるようなリラックスウエアーをイメージした。着脱することによりオンオフ切り替え、身を委ねられるような安心感をだした。
高品質とのこだわりから生地、縫製ともに「MADE IN JAPAN」
日本の品質の高さははどこの国よりも勝っている。

写真 2016-06-27 21 14 31

Second collectionのコンセプトは[saint joseph]

彼女が通っていたパリにある幼稚園saint josephの前にてlookを撮影。
蘇ってくるあの時の想いと数々の経験をしたからこそ感じる今の気持ちを照らし合わせながら挑んだ撮影だった。
パリのテロの直後に現地入りしたが、フランス人の愛国心からテロに屈しない普段通りの日常がそこにはあった。

写真 2016-06-27 21 12 11

そしてFirst collectionとはまた別の角度から服と向き合ったとされるSecond collectionは

人によって着方や印象をガラッと変え、レイヤードしやすいようにシンプルでかつ部分部分のディテールを凝っている。女性らしいシルエットや素材感からは製作時の彼女の心情が読み取れる。

そしてこのSecond collectionにはもう一人登場人物がいる。
世界中で活躍している写真家Moni Haworthだ。
デザイナーの彼女が服に携わるようになり初めて好きになった写真家だ。
憧れに憧れ続け、今回初アプローチをかけた。
NYへのフライトまで後12時間と迫っいていたところ、「素敵、撮影しよう。」との返事。
急いで夢のLAへのチケットを取り、念願のMoni Haworth自宅での撮影。
やや無理やりな英語だったが2人には全く言葉なんて関係なかった。
現場の空気感で全てが通じてしまったのだ。
「あの空気感は一生忘れられない」と彼女は語る。
この撮影はこれからのthibautというブランドの確立に大きく影響を与えた。

 

そして今回、新宿伊勢丹とゆうデザイナーなら誰もが憧れるあの舞台へthibautが進出する。

そこには今まで愛情を注いできたFirst、Second collectionをはじめMoni Haworthとの夢のコラボレーションを果たしたポストカードやMoni自宅にあったマッチからデザインを起こしたシガレットケースなど彼女の想いが全て詰まったものが並ぶ。

これがどう評価されるのかと不安もあるが、むしろその状況を楽しんでいる彼女がいた。

彼女は何かを常に求め続けてきた。それがなんなのかは分からなかった。
しかし、今目の前にあるものは彼女が見つけてきた産物である。
誰もが見つけることができるわけではない。彼女だからこそ為し得てきたこと。
これからも全く目が離せない、離せざる終えないthibaut、

そしてデザイナーMeiko Banである。

 

thibaut 2015 A/W  [on/off]

in Tokyo

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in Melange

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1.thermal one piece (GRY)

2.knit camisole&knit pant (PNK)

3.thermal tops & thermal pants (WHT) 右

thermal one piece (GRY) 左

 

thibaut  2016 S/S [saint joseph]

Saint joseph in Paris

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kindergarten in Tokyo

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Phot by Moni Haworth    ( in Los Angeles)

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1.rinnen coat (WHT)       pail fabric tops (GRY)

2.frill blouse (WHT)        fringe jumper one piece (BGE)

3.lace zip blouse (WHT)

4.lace zip blouse (WHT) & front slit pant (GRY) 右

frill blouse (WHT) & lace bra (Multi) &  front slit pant (BGE)

5.pail fabric tops (WHT) 右

pail fabric tops (GRY) 左